不登校が長くなってきて焦る…

⭐️不登校

不登校になりたての頃は、1日休めば、1週間くらい休めば、また学校に行ってくれるかな?なんて考えていたように思います。まさか、年単位で不登校が続くとは、想定外です。こんなに学校に行かなくて大丈夫なんだろうかと、悩む頃かもしれません。確かに数日で再登校できる場合もありますが、その子によって原因も様々なので、復帰の時間もさまざまです。でも、学校に戻ることだけが解決ではないのです。学校以外の選択肢も調べてみるといい頃かもしれません。

不登校の親が悩むこと①

不登校は、その子その子によって様々です。
原因もさまざま。
だから、不登校の期間もさまざま。

なんとなく、うちの子は他のことは違うと
ずっと思っていたので、

不登校になっても、すぐに解決できると
過信していました。

でも、次女の心の傷は思ったより
深くて、大きくて。

現在、中学3年生の7月ですが、

あっという間に日々は過ぎていきます。
でも、焦らなくても大丈夫。

子どもの人生は始まったばかりなのだから。

何かの病気なんじゃないかと心配になる

毎日、登校していた子どもが
だんだんと登校を渋るようになり、
完全に不登校に突入すると
まず、何かの病気にかかったんじゃないかと
考えたくなります。

まだ、原因他人論で、
不登校の原因は子どもにあると考えている頃です。

でも、心配だったら、病院に行くことをお勧めします。

不登校で受診してつけらえる病名は
だいたい「起立性調節障害」です。

病院に行くことをお薦めるのは、
病名をつけてもらうためではありません。

なぜ、不登校が始まっってしまったのか
そのヒントを先生がくれるからです。

まずは、小児科で受診するといいと思います。
そこで気づくのは、病気なのは子どもではなくて
親の方であるということ。

毎朝、学校に行かせなければと思って
怒鳴っていました。

学校に行かせられないダメな親だと思われる
のではないかと焦っていました。

周りの目、世間体が気になって
子どもの気持ちを聞いてあげようともしませんでした。

私が病気だったのかなと
今は思います。

無理矢理心をこじ開けようとしない


貝のように、完全に閉じてしまった子どもの心を
無理矢理にこじ開けようとしないでください。

今は、まだその時ではありません。

無理矢理、引っ張って学校に連れて行こうと
しないでください


無理なんです。

今は、学校に行くエネルギーがゼロなんです。


太陽の神さま天照大神(あまてらすおおみかみ)が
天岩戸(あまのいわと)とよばれる洞窟に隠れたあと

世の中は真っ暗になり、食べ物が育たなくなったり、病気になったりと大変なことが次々と起こりました。

子どもが不登校になると、
まさに家庭は、真っ暗闇になります。

明るい笑い声も消えて、
笑顔も消えて。

天照大神が隠れた後、困った八百万(やおよろず)<大勢>の神々は、なかなか開かない扉の前で
舞を踊り、騒ぎ立てます。

すると、「太陽の神であるじぶんが隠れているから外は真っ暗で、みんなは困っているはずなのに、外で楽しそうに騒いでいる。これはどういうことか?」

と思った天照大神は少し扉を開けて、
天岩戸から出てきたという「天岩戸神話」があります。

それと似ています。

自分の部屋で、丸くなって、うずくまって
携帯ばかりみて動かず、閉じこもっている我が子。

でも、親が、いつもと変わらず、
楽しそうに、自分の機嫌をとって、
毎日明るく過ごしていると、何かが動き出すのです。

真っ暗だと思っていた洞窟の外が賑やかで
気になって出てきた天照大神と同じように、

自分が不登校になったせいで
家族もみんな暗くなって、
どんよりとしてしまったリビングから、
楽しそうな笑い声がしてきたら
ちょっと出てみたいと思うかもしれません。

固く閉じた心の扉をこじ開けるためには、
まずは親が変わること。

自分が楽しいと思えることを見つけて
楽しそうにしていることが、子どもにとって
一番効くお薬になる気がします。

不登校の子の親の特徴

不登校になった子の親の特徴として
私自身のこれまでの価値観や性格を
挙げてみようと思います。

  • まじめ(クソ真面目)
  • 〜するべき、〜しなくてはいけないという思考
  • 学校は行って当然で、休まないもの
  • いい高校に行って、いい大学に行って、いい会社に入れば、いい未来が待っていると考えている
  • 子どもを自分の思い通りに育てようとしている
  • 子どもの先回りをして失敗させないようにする
  • 子どもに選択させず、自分が思う方に選択するように仕向けている
  • 勉強も部活も頑張るべき(自分はそうしてきた)
  • 学校は楽しいものなのに、なぜ行きたがらないのか正直わからない(結構、自分は優等生タイプ)
  • みんなと同じようにしていないと不安
  • 子どもが反抗したら怒鳴っていうことを聞かせてきた
  • 子どもは自分の所有物、だと思っている
  • 子どもの偏差値をあげることが、親としての自分の評価をあげると勘違いしている
  • 子どもの進学した学校名を自分の勲章にしている
  • 高卒と大卒の生涯年収に差があることを気にしている
  • 学歴が将来の生活を左右すると信じている

まだまだ書けそうですが、
このくらいにしておきます。笑

いや、笑えないですが。

我が家の子どもたちは、
本当に大変だったなあと思います。

子どもが不登校になったらまずやること

まずは、上に挙げたような考え方を全て捨てました。

捨てるように、考えを変える努力をはじめました。

過去にしてしまったことや、思っていたことを
後悔して、自分を責めるのではなく、受け入れる。

親として少し間違ったやり方をしていたこともあったかもしれませんが、過去はもう変えられません。

でも、これまで一生懸命やってきた
自分の子育てを全否定しなくてもいいんです。

でも間違っていたことがあると気づいたら、
これから直せばいい。

まだ、子育てをやり直す時間はたっぷりあります。

子どもが不登校になって、
身を持って気づかせてくれました。

これまでの私自身の生きづらさも教えてくれました。
私の凝り固まった考え方が、私自身を苦しめ、
身動きが取れない状態になっていました。

子どもたちが私を助けてくれました。
だから、2人には感謝しかないのです。

不登校の解決策


子どもたちには、自由に自分の選択で、
自分の人生を楽しんで、生きていってほしいと
今は心から思っています。

そして、私自身も、これまでは
子育てが人生の全てになっていましたが、

自分の選択で自由な暮らしを目指して
自分の人生を楽しんでいけるようにしたいと思っています。

そしてなんと、これが、
一番の不登校の解決策だと気づいたのです。

親が自分の人生を楽しんでいる姿を見て
子どもたちは、学校に行っていない自分を責めることをやめて、

受け入れて、これから先の自分の人生のことを
考え始めるのです。

親が、部屋でうずくまっている子どもを心配し続けて、目を離さず、一緒にいることが
逆に子でもたちのプレッシャーになり、

「こんなダメな自分が親に迷惑をかけている」と、悩み、苦しんでしまう子どももいます。

まずは、親の方から【子離れ】して、
子育てだけが人生の全てでは無くなった時、
人生の楽しみを見つけて、親が前に進み始めた時、

子どもたちも【親離れ】して、
自分の人生を自分で考えて、選択して、

歩き始めます。

親が子どもを手放してあげた時、
子どもは少し寂しいと思うかもしれませんが、
自分で歩き出さなければいけないと気づくきっかけになります。

「子どもが失敗しないように」と手を差し出し続けて、コントロールしようとしているうちは、子どもが自分の未来に目を向けることはできません。

学校に行かないと決めたことも
昼夜逆転をしていることも
ゲームを1日中していることも
子どもが自分で選択したことなのです。

自分の選択に責任を持って
これからどうやって生きていくのか
考えるのは、子ども自身がすることです。

親は、それを見守って、尊重してあげるだけ。
子どもが助けてほしいと行ってきたら、
相談に乗ってあげればいい。

子どもの人生を考えて選択するのは、

親ではなく
子ども自身なんです。

親はサポーターでいればいい。

子どもの人生の主役の座を奪ってはいけないのです。

テレビドラマのセリフで、

「(子どもの)手を引っ張ったり、
横に張り付いていないで、後ろから見守っていて」

という言葉がありました。
私に必要だった視点はこれだったのだと気づかされました。

自分が通ってきた道と違う道は想像できない

小・中・高校・大学→就職→結婚→出産→子育て

一般的な進路を辿ってきた私には、
学校へ行かない選択の先には、何が待っているのか全く想像ができなくて、怖かったのだと思います。

学校へ行かなくなると、人生が終わると、悲観的になっていたのかもしれません。

でも、違いました。
学校に行かなくても、人生は続きます。
元気に生きています。

次女は不登校になって
1年4ヶ月を経過したところですが
今はとても元気になりました。

今日は、家族でカラオケに行ってきました。

でも、いつも元気なわけではありません。

ここ2日間、ずっと一日中寝ていて、
ろくに返事もせず、ろくにご飯も食べず、
不機嫌で。

でも、今日は元気です。それでいいんです。
波はありますが、大波ですが、
たまに笑顔が見られれば、親としては幸せです。

「学校に戻ること」がゴール、解決ではないんです。

自分と違う道を子どもが選んでもいいんです。
自分が通ってきた道が最適解ではないんです。

子どもの頃、不登校だった著名人もたくさんいます。

学校が全てではない。
勉強が全てでもない。

自分と違う道を子どもが選んだことで、

今まで見たことも聞いたこともないことを学び
人生を2倍楽しむことができると考えると
なんだか、ワクワクしてきます。

知らなかった不登校の世界。
フリースクールのこと。
通信制高校のこと。

これからも、一般的な進路では経験できないことが色々と起こるかもしれません。

何事も、ネガティブに考えることもできるし
ポジティブに捉えることもできます。

ならば、ポジティブを選んだ方が
人生が楽しくなります。

大丈夫。
不登校は終わりではありません。

新しい価値観のはじまりです。

それでは、また。

YG@_@のつぶやき…

昨晩は、雷がピカ〜って光ってました。
完全に梅雨です。

次女が「不安な時に飲む薬がもらいたい」というので
主治医の先生から、リスペリドンを一日一錠
処方してもらいました。

季節の変わり目はきついですよね。
私も次女も低気圧の影響で頭痛がしたり、
めまいがしたり体調不良を起こします。

つらい時はお薬の力を借りてもいいと思うんです。
大丈夫。大丈夫。

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