不登校児が「無気力・不安」になった原因6選

⭐️不登校

不登校になった子ども自身が、なぜ自分は不登校になってしまったのかわからないケースは多くあります。ちょっと口下手だったり、自己表現が苦手で引っ込み思案だったり、友達との関わり方が苦手な場合が多いです。 そういった子は、周りに必要以上の気を使い過ぎてしまうので、ストレスを溜めやすい性格である場合が多く見られます。 「自分の思うようにいかない」とただただ悩んでしまって、解決方法もわからず、相談方法も知らないと、引きこもり傾向になりやすく、人との関わりが希薄になり、自宅で荒れてしまう場合もあります。少しでも早く、子どもの生きにくさ、生活のしにくさに気づいてあげて、フォローができれば、その後の未来が変わってくるかもしれません。

不登校の原因でもっとも多いのは、心身の問題

不登校の原因は、「無気力・不安」がもっとも多い原因だと言われています。

令和4年度の子ども家庭庁の調査結果によると、

小中学校の不登校児童生徒数は、約30万人となって今す。

不登校の割合としては、

小学校で約60人に1人、中学校で約17人に1人が不登校です。

小学生は2クラスに1人、中学生は1クラスに2人くらいは不登校の子どもだという感じです。

まあまあ、多い人数です。

どうして、学校に行けない子が増えているのか?

不登校の一番の原因にあげられるのは、「無気力・不安」です。

なぜ、子どもたちが無気力で不安になっているのか。

我が子2人が不登校になってみてわかった、不登校の世界について、下記の記事で詳しく書いています。

不登校の子どもたちがいる世界は優しかった…


子ども自身も、「なぜ不登校になったのか」わからないケースも多いといいます。

・少し口下手
・自己表現が苦手
・引っ込み思案
・友達との関わり方が苦手
・ ストレスを溜めやすい性格

こんな性格の子どもは、「なぜか自分の思うようにいかない」と思い詰めて、引きこもりになってしまったり、自宅で荒れてしまったりする場合もあります。

でも、「無気力・不安」になってしまった原因が何かあるはずなのです。

それを一緒に見つけ出してあげると、子どもの気持ちが晴れるきっかけになるかもしれません。

・周りの大人たちからのプレッシャー
・友達と自分を比べて自尊心が傷ついた
・親の過度な期待からくる過保護
・放任(ネグレクト)
・成長期に伴う体調不良
・友だち関係の悩み
・学習の遅れ
・担任の先生との不調和 など

ひとりひとり原因はなにかあるはずなのです。

丁寧に子どもの気持ちを聞いてあげることが必要だと思います。

でも無理に聞き出そうとはせずに、話し出すまで待ってあげる。

そばに寄り添ってあげていると、子どもからポツポツと話し出す時がきます。

不登校児が「無気力・不安」になった主な原因6選

なぜ、子どもたちが無気力で不安になっているのか。

不登校の要因に関する文部科学省の調査では、以下のような要因があがってきました。

直接的な不登校のきっかけになりうる要因(または辛かったこと)
*いじめ
*いじめを除く友人関係の問題
*学業不振
*ゲーム
*心身の不調
*生活リズムの乱れ 

文部科学省委託事業「不登校の要因分析に関する調査研究報告書」(令和6年3月に公表)

学校に行けなくなった子どもは、
学校に行かないと、どうなってしまうのか。

★いつになったら、学校にまた通うことができるのか。

★はたまた、もう学校には行けなくなるのか。

★学校に行けなくなったら、その先はどうなるのか。

保護者としては、心配で焦ります。

いろいろと考えなくてもいいことも考えて、ただただ心配になるのですが、

不登校になってしまった子どもが

どのような過程を経て改善・回復していくのかについて、

事前に知っているだけでも、少しは不安が和らぐかもしれません。

不登校になってから改善していくまでの過程を7段階に分けて詳しく解説しています。

不登校って「甘え」なの?

学校は行くもの」私もそう教えられて育ちました。

なぜ行くのかなんて考える余地もなく、ただ、「行くのが当然の場所」。

一般人A
一般人A

学校に行かないなんて、ただの甘えだ!

そんな考え方があるのはわかります。

でも、子どもたちだけのせいではなかったはずです。

令和2年2月、新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における「全国一斉臨時休業(2/28~春季休業前まで)」についての通知が出され、子どもたちは強制的に自宅待機となりました。

その後も社会の都合で、学校に来てもいいと言ったり、突然休校のお知らせが来たり…

その時期に、自宅で日常生活を崩さずに早寝早起きをしていた子どもは、学校の再開に合わせて登校のリズムをすぐに取り戻せたそうです。

反面、休み期間中に夜更かしをしたり、昼夜逆転の生活になってしまっていた子どもは、登校しぶりが長引いて、不登校になってしまった子が多いと、学校の先生に言われました。

母(YG@_@)
母(YG@_@)

ゔ…うちの子たちのことだわ…

そういう面から言えば、不登校は保護者のせいだということになります。

しかし、長女が当時、通っていた私立高校では、どの学校よりも早く、一斉臨時休校の数日後にはリモートでの授業配信をスタートさせて、定時に朝礼を行なって生徒たちの出欠確認を行い、生活が乱れないように対応してくださっていました。

私立の学校と公立の学校では、明らかに公立の学校が出遅れていました。

一般人A
一般人A

そんなの公立の学校がすぐに対応できるわけはない!

残念な言い訳をされる方もいるかもしれませんが、私立の学校ができて、公立の学校ができないわけはないのです。その後、公立の学校でも、授業配信を開始できたのも事実です。

そういう面から言えば、児童・生徒の登校しぶりや不登校は、学校の対応の遅れのせいだとも言えそうです。

母(YG@_@)
母(YG@_@)

結局、誰のせいだと決めつけることはできないですよね

しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが落ち着いてきて、また「学校は登校すべき!」という考えに逆戻りしてしまって、

また、登校できない子どもたちが置き去りにされているように感じます。

もし、あのタイミングで、教育方針に選択肢が示されたなら、今頃、日本はどうなっていたのかなあと思います。

学校に登校する学び方
学校に登校しない学び方
両方を併用できる学び方

IT企業などは、いち早く環境の変化に柔軟に対応して、在宅ワークが当たり前の業務方針に切り替えた会社も多くあります。

学校にも、そんな柔軟さ対応の速さがあったなら…。

母(YG@_@)
母(YG@_@)

「不登校」とよばれる子どもたちはこんなに悩み、苦しまなくても良かったのに…

ただの独り言です。

頑張って登校しなければいけないのか

病気でもケガでもないのに登校しないのは、「頑張ろう、やり切ろうという気持ちが足りない」と考えられてしまいます。

でも、不登校の子どもたちは、誰よりも、頑張ろう、やり切ろうという気持ちが強い気がします。

でもできないのです。

それを理解してもらいたいのです。

令和3年11月、新潟市西蒲区生きづらさを抱えた方の支援事業として、アーベルの会(新潟県子どもの発達と不登校を考える会)西先生を講師にむかえて、住民啓発セミナー【「生きづらさ」ってなんだろう ~不登校・ひきこもり~】が行われました。

西先生
西先生

不登校や学校がつらいと感じている子は、「困った子」ではなく「困っている子」。本人が一番困っていて、自分のペースで走れない高速道路のような社会にいるようなものだ

母(YG@_@)
母(YG@_@)

この言葉は、うちの次女にぴったりだ!

次女は、学校で周りの動きについていけなくなってしまったのです

適当に手を抜いて状況に合わせられる子であれば、学校生活を乗り切ることができたかもしれません。

でも、真面目で慎重な子どもほど、状況に合わせられない自分が悪いと思ってしまうのだと思います。

学校では、個人のペースにいちいち合わせているわけにはいきません。

とにかく集団行動が乱れないように教育・指導されます。

それが辛くなってしまったのなら、学校にいけなくたって家に居たっていいのです。

みんなとは違う学びの道を探せばいいだけ。

選択肢を探せばいいだけ。

Mrs.GREEN APPLEの歌の歌詞で、とても好きなフレーズがあります。

綺麗な花もいいけど 傷をも誇れる花になろう」
ーMrs.GREEN APPLE「アポロドロス」よりー

傷ついてしまっても大丈夫。

咲いた場所が少しずれていただけ。

綺麗に咲ける場所は、学校以外にもあります

それでは、また。

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