中1で不登校になってから1年半。ついに次女が動き出しました。もう、不登校の状態にもなれて、仕事中は次女が家に引きこもっていることも忘れかけてきた頃、不意に、次女が少しずつ元気になってきました。ご飯も食べるようになって、昼間に起きている時間がだんだん長くなってきて。こんな日が来るとは予想できませんでした。不登校の親の会でどんなに励まされても、誰の言葉も私の心には響かず、ただ子どもを心配して、でもどうにもならなくて。そんな時期をただただ耐えて、そんなこんなしているうちに、不登校の心配をやめたら、子どもが動き出しました。不登校には、焦らず、干渉しすぎず、しばらくそっとしておく時間が必要だったようです。
待って!動き始めたとしても、子どもに期待しすぎない
中学1年生の2月から不登校になった次女。
あれから1年半。
ついに、モゾモゾと次女が動き出しました。
体調不良になるほど、あんなに悩んで、悩んで、悩んで。絶望していた頃から、もう1年半。いや、まだ1年半。
もっと長丁場になると覚悟していましたが、なぜか、最近、子どもが動き出しました!
むふふ。
別に学校に登校し始めたとかではありません。笑
次女の人生が、また動き出したって感じ。
勉強じゃなくてもいいんです。
みんなと同じことをしていなくてもいいんです。
次女が楽しいと思えることをしていてくれれば。
私も嬉しい。
よく、ここまで来れたなあ。
でも、動き出したからといって過度に子どもに期待すぎないでください。まだまだ体力が戻ってきていません。
ゆっくり、ゆっくり、見守ってあげてください。
不登校にもなれてきて忘れかけていた頃に良い兆しが
最近、私もブログを始めたおかげで、次女の不登校を忘れかけていました。
不登校に、慣れたというか…。
家にいつもいることに、慣れたというか。笑
今は8月で、世の中の子どもたちも夏休みです。
次女のネッ友も、夏休みです。そう!自宅にいることが、今は世の中の普通なんです。
長期休みに入ると、不登校の子どもたちの
学校に行かなきゃいけないよなあ…
という、日々感じている罪悪感も少し和らぐような気がします。もしくは、
学校に行かないで、親に申し訳ないなあ…
という気持ちもあるのかもしれません。
以前は、子どもに「申し訳ない」と思わせてしまうような“圧”が私から出ていたのかもしれません。
知らず知らずのうちに、子どもを追い込む“期待という名の圧”。
それが、いい意味で母親の私から少しずつ取り払われてきたのだと思います。
隠し切れないほどの大きな過度の期待は、子どもを苦しめるだけでした。
期待をエネルギーに変えられる子もいますが、変えられない子もいる。
過度な親からの期待が取り払われて
自由になれた…
と感じて、穏やかな顔になりはじめると、子どもが本当にやりたいことや夢を語り始めます。
親はそれを笑顔で聞いてあげるだけでいいんです。
母親の私が、人生のレールを必死に引いてあげなくてもよかったんです。本当に必死でした。
親は、子どもの力を信じて見守っていればいい。
次女は、私には想像もつかなかった夢を語り始めました。
歌い手になりたいなあ…
いいじゃん!いいじゃん!やってみるといいよ!
好きなことを、好きなだけやればいい!
私はその夢を傍らで聞きながら、ブログを書き続けています。
なんて幸せな日々だろう。
暗闇に光が差し込んできました。
フリースクールなど、学校以外の居場所もあることを伝える
子どもが動き出したら、少しずつ、学校以外の居場所があることを伝えてみるといいと思います。
何に興味を示すのかはわかりません。
親が提示したものがきっかけで、ほかにも全く違うものを自分で見つけてくるかもしれません。
きっかけなんて、なんだっていいんです。
人生には、いろいろな選択肢があることにそっと気づかせてあげるくらいでいいと思います。
次女はまず、こう言い出しました。
フリースクールに行ってみたい
まさか、自分からフリースクールのことを口に出すとは思いませんでしたが、ネッ友のお姉さんがフリースクールに行きはじめるという話を聞いて、興味が湧いてきたようでした。
ネットで最寄りのフリースクールを探して、見学に行って、なんとその日から行き始めました…が、半年ほどで行かなくなり、今は全く行っていません。
でも、フリースクールに行かなくなったら、フリースクールで使っていたエネルギーをどこで発散すればいいのか、また自分で考え始めました。
一人で家にいるのがつまらないのか、寂しかったのか、
ママ、仕事を辞めて家にいて欲しい…
と、次女が頼んできましたが、私はまだ仕事を辞めていません。
多分、今はまだ辞めてはいけない気がします。
仕事を辞めて家にいると、また、
学校に行かせなければいけない!
という固定概念がむくむくと湧いてきて、次女によからぬプレッシャーを与えてしまう気がします。また、共倒れになってしまいます。
今は、一人で暇な時間を、どう過ごしていくか、
子どもが自分で考えることが大事だと思います。
親が先回りをしない。
見守っているだけでいいと思っています。
動いて寝ての繰り返しにいちいちガッカリしない!
今日は特別に機嫌が良くて、色々とゴソゴソ動いている次女。でもきっと、動きすぎているので、明日はドーンとまた落ちるかもしれません。
1歩進んで2歩下がるの繰り返し。
だから、過度な期待も不要。
いちいち落ち込んでしまいそうになりますが、
気にしない。
動いて、寝ての繰り返しが永遠に続くのではないかと思ってしまいますが、動いた後の寝る期間が、だんだん短くなってきたような気がします。
以前は、1日動くと、その後1週間は眠り姫のように寝続けて、動かなくなってしまいましたが、最近は復活までの日数が短くなったような気がします。
さて、今回は、何日眠り姫になるのかな。笑
いちいちガッカリしてしまう必要もありません。
こんなものなのです。
だって、不登校なんですから。開き直りも必要です。
体力も筋力も落ちてしまったので、動くのも大変なんです。テンションを上げるのも一苦労です。
頑張れ!ママがついてるぞ!
それでも1歩進む日があれば、前進です。
マルなんです。
学校の先生も期待して連絡が頻繁に!でも振り回されないで!
学校の先生は、親の私たちより、再登校を何よりも望んで期待しています。(そんな感じを、ヒシヒシと感じます 笑)
子どもが動き出したのを察知すると、色々と理由をつけて、学校におびき出そうとしてきます。
やっと学校のことは忘れて、穏やかに生活できているのに、現実に引きずり戻そうとしてきます。
ありがたいのですが、少しだけ迷惑に感じてしまう時もあります。
不登校になって、中学2年の1年間は、担任の先生がプリントを自宅まで持ってきてくれて、玄関先で次女と少し談笑してくれました。
元気な姿が見れてよかったです!
そう言って帰っていくという家庭訪問が、2週間に1回くらい続きました。
3年生になって担任が変わると、学校にプリントを受け取りにきて欲しいと言われ、学校の「お引き出し作戦」が始まりました。笑
何度か、次女と一緒に学校に行きましたが、
夕方、私の仕事が終わってから学校に行くと、まだ生徒が玄関にちらほらいて、周りからの視線がどうしても気になってしまいます。
正直、学校に行くのはちょっとしんどい…
次女がそういったので、プリントを受け取りに行くことは、やめさせてもらいました。
学校に行くと、担任の先生は飛び上がって喜んでくれましたが、私たち親子にとっては、学校は地獄のようにしか思えないのです。
学校に楽しく行ける子どもたちは、学校にいけばいい。
うちの子には、中学校への再登校をもう期待しないでほしいと、正直いうと思っています。
「なんてひどい親だ、義務教育を受けさせない親なんて馬鹿げている」と思われるかもしれませんが、学校へ行かない選択をした私たち親子が間違っているとは思いません。
色々な選択肢があっていいと思うのです。
親ができることは、子どものペースを乱さないように、守れるように学校にお願いすること。
普通じゃないことを選択することに対する風当たりから子どもを守ってあげることです。
今に見ていろよ!
うちの子が何かを成し遂げるその時を!
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は、帰宅すると、次女がやりたいことを見つけていました。音楽のリミックスをしたいそうです。
私にはよくわかりませんが、とりあえずダウンロードしたアプリを色々と使ってみたいからと、音源のダミーとして、私の歌声を録音させてくれと頼まれました。
コロナに罹患して2週間。
まだ鼻声も治らず、咳も出ますが、次女の頼みとあらば無理もします!
なぜか何度も家族に歌わされて18番になっている「サウダージ」を
2回ほど熱唱。
もう、声がガラガラ、限界です…。
コロナ後の録音は、なかなか、なかなかです。
でも、動き出した次女のためです。
ママは、なんでもやりますよ!