子どもたちが不登校にならなかったら、学校に行かない選択をする人生があることを知らないままだったと思います。不登校の世界は、とても優しい世界でした。まず、フリースクールの先生に言われたことは、「お互いに何があったのかは聞かないでください。」みんなが何かしらの困難や苦労を経験しているので、人の痛みや弱みがわかるだけ、人に優しくできる子どもや大人が多いのだと思います。こんな世界があったんだなあと、子どもたちが不登校になったからこそ知ることができました。
不登校は悪しきもの(⁉︎)
今までずっと、
不登校は可哀想なこと、触れてはいけないこと、
自分とは関係ないこと、
と、完全にネガティブなイメージで思ってきました。
でもまさか、自分の子どもたちが
その不登校と呼ばれる立場になるとは…。
完全にマイナスイメージしか持っていなかったので
不登校を受け入れて、知るまで、
相当な時間を要しました。
不登校は悪きもの、なってはいけないもの
と思っていたのです。
でも、違いました。
今では、毎日、同じ時間に、同じ制服をきて、
同じ歩調で、能面のような顔をして
同じ方向(学校)に向かって歩いている
生徒や学生を見ると、
なんか変だなと思ってしまうのです。
これまで、不登校を知る必要もなかったから
私の人生には関係のないものと
ただ、触れてはいけないものとして処理してきたのです。
子どもたちが、学校に行くことをやめたことで
色々と勉強して、調べて、
これまでの人生の価値観がぐるっと
180度変わってしまいました。
これまでの私の価値観の方が、
むしろ無知で柔軟性のないガチガチな古典的な考え方
だったと、今は本当に思っています。
視野が狭いことは、無知なこと。
自分が知らない世界を排除して
自分だけがノーマル、正しいと信じている人が
どれだけ人生の損をしているのか。
今の私には、テレビでよく映る
スーツを着てスクランブル交差点を無表情で歩く
サラリーマンが、とても奇妙に見えます。
(頑張られているサラリーマンさんごめんなさい 汗)
日本が、学校が、組織的に作り出した兵隊たち。
みなさん、幸せですか?
みなさん、自分のやりたいことはやれていますか?
みんな、幸せだといいけれど…
日本は、平均点が取れる兵士を量産することには
成功したけれど、
飛び抜けた才能を発揮する子は育ちにくい。
だから、日本にはスタートアップ(主に設立から3年程度の新興企業のこと)が少ない。
米国では、飛び級・早期入学が定着しています。
突出した才能がある子どもに
特別なプログラムを提供する「才能教育」は、
1950年代から行われていたと言います。
18歳未満で大学進学する学生は、
毎年約20万人にのぼるそうです。
小学生の年齢でも、大学生になれるんです。
その子にあった環境、レベルで挑戦することができる。
選択の自由があるんです。
日本は、義務教育という、有難い
誰でも平等に教育を受けられる制度がある。
でもその枠組みに収まりきらない子
特別な分野に特化した子は特別に支援が必要な子供とみなされます。
だから伸びきれない。
だから、スタートアップが生まれにくい?
それじゃあ、経済は伸びない。
停滞したまま。
もう、今の教育方法では、
世界には立ち向かえないのではと思います。
平均点を取れる子では、
新しいイノベーションは起こせない。
16Personalities性格診断テストってやりましたか?
性格診断テストの16Personalities性格診断テストは、もうやりましたか?
まだやっていない方は、上のリンクから
ぜひやってみてください。
16Personalities性格診断テストは、よくネットでも話題になっているMBTIとは別のもので、質問も結果の出し方も、正式なMBTIとは全く異なったMBTIをまねたものになります。
⭐️MBTIとは?
資格者(認定ユーザー)の支援を受けながら、じっくりと自分の心の利き手や認知スタイルを体験的に理解していく過程を重視した「自分を分析する指針を得るための検査」のこと。
無料で気軽に診断できる「16Personalities性格診断テスト」とは、検査方法や目的が違うようです。
ちなみに私は、16Personalities性格診断テストでは【巨匠】です。笑
16Personalities性格診断テストは、簡易的な性格診断テストのようですが、お楽しみとして話のネタにチャレンジしてみても面白いかもしれません。
昔は、動物診断や血液型診断などが流行っていたこともありました。
科学的な根拠はない性格診断テストが一時的に流行ったように、自分や他人を理解することは本当に難しいことです。
背が高い子、背が低い子、学校に行く子、行かない子、それらは並列です
さまざまな性格、特性、性質、趣味、嗜好を持った方がいらっしゃいます。
学校に行く子、行かない子も、そんな特性の一つなんだけどなあ…
だから、ご自身のお子さんが不登校ではない方にも
学校に行かないことを選んだ子どもたちのことを知ってもらいたいのです。
学校に行かないことで、違う世界が広がる可能性が出てくることを
知っていただきたいのです。
学校を自分の居場所に選ばない子は、30万人もいるのです。
学校に行かないことに対する偏見がある親御さんのお子さんもまた、
学校に行かない同級生に対する偏見を持ってしまいがちなのです。
その偏見が、いじめを引き起こす原因になることもあるのです。
自分が当たり前だと思っている生活、進路とは違った選択もあると知った上で、
規定の路線である学校へ通うことを選択しているのなら、それでいいのです。
知らない、知らせない、知ろうともしないことで偏見が生まれてしまうのだと思うのです。
規定の枠組みの外にある【自由な選択】を想像してみてほしいのです。
文部科学省の遅過ぎる提言
2022年、文科省の有識者会議で
子どもたちの指導や支援の方法について
「特異な才能」を持つ子に
「習熟度に応じた自由度の高い学習を」
こんな提言がなされました。
やっと、文科省が、時代に追いついた!
(文科省の方すみません…)
「習熟度に応じた自由度の高い学習を取り入れる学習環境であるべきだ」と指摘されたのです。
・必要に応じて別教室で学ぶ
・大学や民間業者が提供するプログラムにアクセスできる環境を整える
「こういった支援策を講じるように」との提言です。
いいねー!早くして!
子どもたちが大きくなってしまう。
提言なんてしてないで、
今すぐ、自由度の高い学習を取り入れて!
これが、私の本音です。
同じ制服を強制的に着せられて、
教室で長時間、椅子に座らされて
興味のない勉強をさせられている時間がもったいない。
服装や学びの場所なんて、どうだっていい。
もっと自由に、好きだと思えることを追求できる教育環境が必要なのです。
学校という枠組みや学習環境に疑問や違和感を感じた子たちが
学校に行かないことを選択したけれど、学校以外の居場所が見つけられずにいる。
そんな子が、30万人もいる。
文科省の方々。なんとか!
どうか1日でも早く、環境を整えてください!よろしくお願いします。
不登校の回復までの「4つのステップ」
子どもたちが不登校になった1年前に
不登校について、インターネットで必死に調べまくりました。
そのときは、
不登校から回復に至るまでの過程には
「混乱期」「安定期」「転換期」「回復期」の4つのステップがあるということを知りました。
「混乱期」
*自分がどうして学校に行けないのか分からずに混乱している時期
「安定期」
*学校に行かないことを周りも受け入れて、子どもの気持ちも安全な自宅にいることで安定してくる時期。
「転換期」
*休んで、たくさん寝ることによって、エネルギーが溜まっていて、暇になる。何かしようかと考えられるようになる時期。
「回復期」
ゆっくりと休みながら、少しずつまた前に進み始める時期。
その時は、子どもが混乱していて、親も混乱していて、
なんとなくはわかったのですが、分類がざっくり過ぎて…よく理解できませんでした。
でも、これを知って、正直、これから、この子はどうなっていくのかあまりイメージができませんでした。
イメージができないので、心配ばかりが募って
回復なんてしないんじゃないか、このまま部屋に引きこもって、最悪なことになってしまうのではないか、
と、ただただ不安になって絶望するばかりでした。
かと思えば、
お母さん
不登校になってくれて、ありがとう!
みたいな、達観した先輩ママたちの声もネットにはあって。
ありがとうなんて、全く思えない!
意味がわからない!
超ポジティブシンキングの、ごく一部のお母さんたちの考え方でしょ。
私には絶対に無理!違う異次元の人たちだわ。
正直、私は余計にイライラしていました。
でも、不登校について調べて、理解して、受け入れることで、考えが変わりました。
不登校の「4ステップ」より細かい“不登校の7段階”について
もう少し段階を細かくした不登校の7段階というものがありましたのでについてもご紹介します。
【第一段階】不登校開始期
【第二段階】悩み苦しむ時期
【第三段階】エネルギー補充(無為)期
【第四段階】エネルギー再活性期
【第五段階】再活動希望期
【第六段階】リハビリ(不安定活動)期
【第七段階】完全登校社会復帰期
不登校の7段階について、他の記事で詳しく紹介していますので、そちらもご覧ください。
我が家の2人の子どもの不登校を経験して、とてもしっくりきた7つの段階です。
前述した4段階では、やっぱりちょっと大雑把なんです。
人それぞれ、段階の進み方には長短があります。
必ず全員がこの過程を進むわけでもありません。
どこかの段階をスキップする子もいると思います。
または、ずーっと同じ段階をしばらく続ける子もいるかもしれません。
でも、概ね、この過程を進むと考えていていいと思います。
だから、大丈夫です。
【回復期】は来るんです!
ゆっくり、じっくり。
気長に待ってあげてください。
長女の場合は、第一段階から第五段階までを5ヶ月くらいで乗り越えて、大学受験に飛び込んだため、
6ヶ月目にあった大学の共通テストから、
今思えば、だいぶ無理をしながら無理矢理、第六段階に入りました。
受験を乗り越え(最終的には国立大学の二次試験をドタキャンして受験を強制終了し)て、
晴れて4月から、自分で選んだ大学に入学と同時に、第七段階に突入するという経過でした。
なので、8ヶ月ちょっとで、1〜7段階までを駆け抜けたという感じです。
そして、次女は、
今、第六段階のリハビリ期に入ったところでしょうか。
ここまで、1年4ヶ月。
長かった〜。でもまだまだ。
先輩不登校ママたちが、
不登校は、年単位だよ〜
と言っていた言葉を、身にしみて体感しています。
第7段階に入るまで、次女はまだまだかかると思います。
ゆっくり、ゆっくり一緒に進んでいきたいと思っています。
笑顔を忘れずに。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は眠くて眠くて眠くて。
就業時間までやっとのことで耐えた1日でした。
今、大好きなYouTubeライブをみて
元気をもらってきました!
推し活大事です。