子どもが不登校になって、原因を探しているうちに、自分に行き当たってしまいました。私の子育てが間違っていたのか?どこから間違ってしまったのか?何が正解で、何が不正解なのか?私は正解なのか?もう何が何だかわからなくなってきました。自分がブレブレです。そんな私が不登校の原因なの⁉︎
とにかく不登校の親の特徴をネット検索してみた
まずは、そもそも不登校ってなに⁉︎
ということから、ネットで不登校の定義を
調べてみました。
どうしたら学校に行ってくれるのか。
どうしたら、元の子どもの状態に戻るのか。
いつ戻るのか。
やっぱり、不登校の原因は親なのか…
頭のハテナをとにかく解決したくて
調べまくりました。
でも、ネットの中には、
不登校の解決をうたう詐欺まがいの記事も多くて…
そんなものにすがってしまいそうになった時期もありました。
何を信じていいのか
誰にも相談できずに、不安ばかりが膨らんでいく
毎日を過ごしていました。
不登校の子どもの親の傾向
我が子が2人とも不登校を経験したので、
私の子育てにも何かしらの原因があったのは?泣
これについては、
やはり、認めなければいけない事実だと思っています。
私の特徴を羅列すれば、
【不登校の親の特徴】の説明として
十分な気もするのですが 笑
とりあえず、ネットで検索できた
「不登校の親に見られる特徴」を書き出してみます。
- 過干渉
- 過保護
- 心配性
- 管理タイプ
- 感情的な非難をする
- 褒めて伸ばす
- ルール条件付けタイプ
- 放任
- 教育熱心
- 高学歴、学歴コンプレックス
- 子どもを親の所有物、体の一部だと思っている
- 他人の目が気になる
- 子育てを母親に任せきりにしている
- 子どもが自分の考えや気持ちを言えない状況にする
もう、思い当たる節がありすぎて
何も言えなくなりそうですが、
大丈夫なんです。
逆に、こういう特徴がある母親の子どもでも
不登校になっていない子もいます。
だから、親だけが不登校の原因ではないことだけは
断言できます。
そのほかにも
- たまたま担任になった先生の特徴
- たまたま同級生になった子の特性
- たまたま通っている校区の学校の教育方針
- たまたまその時に校長先生だった先生の考え方
などなど・・・
周りの環境に不運が重なってしまったことも
原因になっているので、自分だけを責めなくて
いいのです。
親だけが原因では決してないのです。
職業柄、確かに、保護者が原因で、
児童虐待やヤングケアラーなど
子どもに不利益が生じている場合もあります。
でも、このブログに辿り着いている方々の中には
そんな保護者はいないと思います。
一生懸命に、子どものことを考えている親に
悪い人はいません。
子どもが不登校になってから、考え方を変えたこと
子どもが不登校になってしまってから
今さら、過去の自分の行動を後悔しても
なんの解決にもならないので、
もう、過去にしてしまったことは
考えなくていいんです。
重要なのは、これからどうするのか。
子どもとどう接していくのか。
それを考える方が、子どもにとっても
自分自身にとってもよほど重要なのです。
夫と話し合って、考え方を変えたことを9つ
お話しします。
その① 子どもに過干渉しない
子どもの人生は、子どものものです。
自分の人生でうまくいかなかったことを、
子どもには失敗させたくないからという言い訳で
自分のリベンジをさせようとしていました。
夢を持つも持たないも子どもの自由。
必要以上に、子どもの人生に立ち入らない方が
子どもは自分で考える力を発揮できます。
私の場合は、大学受験で失敗したので
子どもも失敗しないようにと
ガミガミ怒っていました。
「将来の夢はなんなの?」
と執拗に子どもたちに聞いたり、
「夢があった方が、進路を決めるにもいいよ」
と、夢を見ることを強要したり。
そんな助言は、いらなかったみたいです。
過干渉しすぎると、
子どもは親の無駄な質問から逃げ回って、
無駄に疲弊して、
良い影響はない気がします。
その② 先回りをしない
例えばコンビニで買い物をするとき、
「何が欲しい?」と子どもが欲しいものを選ばせて
自分でレジでまとめて買った方が効率がいいように思えます。
でも、「自分でレジでの会計をさせる」
ことにしたのです。
私がついつい、レジの人に
「アメリカンドックください」と言いそうになると
夫が、私の腕を引きます。
自分が欲しいものは自分で言わせるのです。
一歩下がって見守っていればいい。
その一つ一つの体験が
成功体験になって、自己肯定感が
一つずつ戻ってきます。
その③ 自分と子どもの人生を切り離して考える
どうしても不登校を自分ごとのように考えてしまって
どうしよう、どうしようと
悩んでしまうのですが、
学校いいくも行かないも、子どもの自由なのです。
勉強するもしないも子どもの自由。
勉強が嫌なら、違う方法で生きていくことを考えればいい。勉強しなくても生きていけます。
ついつい、子どもの人生を考えてしまうのは、
自分が自分の人生をおろそかにしているから。
自分の人生と向き合っていない親を見ていたら
子どももどうやって自分の人生と向き合えばいいのか
わかりません。
親が自分の人生と向き合って、自分の好きなこと
得意なこと、やりたいことを考えて
自分の人生を楽しむ。
その姿こそが、子どもが自分の人生を考える栄養に
なると思うのです。
その④ 子どもに自分の人生の責任を取らせる
今、学校に行っていないことは、
後になってどんな影響が出てくるのかは、
誰にもわかりません。
「あの時勉強しておけばよかった」と思うのか
「あの時学校に行かずにあんな経験をしてよかった」と思うのか
どうなるかは、誰にもわかりません。
後悔するもよし。失敗するもよし。
自分の1度きりの人生なんです。
自分で責任を持って決めればいい。
親の出る幕ではありません。
その⑤ 「〜しなければいけない」という考えをやめる
学校に行かなければいけない。
勉強しなければいけないい。
就職しなければいけない。
家族を持たなければいけない。
家を建てなければいけない。
親の面倒を見なければいけない。
母親らしくしなければいけない。
ゲームを長時間してはいけない。
こんなルールの鎖に縛られて生きてきました。
つまらない人生。
もっと自由に。
もっと多彩な人生を。
母親もそんな人生を送ってもいいんです。
子どものことだけを考えてる人生なんてつまらない。
もっと自分を大切に。
ケセラセラ。
その⑥ よそのお宅と我が家を比べない
「あそこのオタクの子は兄弟で、県一番の偏差値の高い高校に行ったらしいよ」
「あそこのオタクの子は、サッカーで学校推薦をもらっているらしよ」
「あそこのオタクの子は、ピアノのコンクールで金賞をもらったらしいよ」
色々な噂に振り回されて、
我が子も、自慢の我が子になってほしい。
なんて考えていた時もありました。
でもよく見たら、うちの子たち、
楽しそうにしてる。ニコニコ笑って。
それでいいじゃない。
それで、私も幸せです。
よそはよそ。うちはうち。
その⑦ 自分を俯瞰してみる
これは、私の人生で体験したことのないことでした。
ある日、夫が、
夫:「自分の中にもう一人自分がいるでしょ?」
といったのです。
(え?いないよ!)
私は私。二重人格ということなのか?
夫のいう意味が全くわかりませんでした。
夫:「自分が、もう一人の自分と話して、相談するでしょ?」
(ん?天使と悪魔的なもの?いないよ!)
でも色々、話しているうちに、
自分を俯瞰してみるということらしいと気づきました。
上司に怒られて落ち込んでいる時
夫:「ああ、俺は今落ち込んでいるんだなあ」
と、もう一人の自分が見ているそうなんです。
(へえ〜)
多重人格の女の子の物語で、つらいことがあると
人格が入れ替わって、つらさを回避するというのを
見たことがあります。
それを、私はずっと病気の人の症状だと
思って決めつけていました。
でも、夫は、その処世術で、
落ち込んでいる自分を俯瞰して見ることで
冷静になっているというのです。
長女が、高校生の時に不登校になった際に
スクールカウンセラーさんと何回か
面談していた時に、スクールカウンセラーさんに
長女:「ああ、自分は今、悲しいんだなあって
自分を外側から見るといいよって言われた」
と言っていたのを思い出しました。
(ああ、そういうことか!)
自分を俯瞰して見ることで冷静になって
状況を正確に把握する。
不必要に自分を責めなくてもいい。
自分の中に原因を探して落ち込まなくてもいい。
ほお〜。知らなかった。
みんなそうやって、自分を守っているのか。
その⑧ 周りの目を気にしない
私は、通り過ぎた人の顔や服装をよく見ています。
車で運転している時も、
通り過ぎる車の運転席に座っている人、
助手席に座っている人まで
瞬時に確認することもあります。
あと、知り合いの車のナンバーを覚えていて、
通り過ぎる際や、駐車場に停まっていると
気づくこともあります。
これも、みんながそうなのかと思っていたのですが、
夫は全く気にしていないそうで、気づきません。
夫:「そんな不要なことを覚えたり、見ていなくてもいいでしょ」
(あ、そうか。)
周りを確認することが癖になっていて、
人混みに行くと、情報が入ってきすぎて
処理できなくなって、ものすごく疲れるんです。
夫:「じゃあ、見なければいいじゃん」
(あ、そうだね。)
帽子をかぶって、視界を狭めて、
見たいものだけを見るようにしたら、
外出するのが、とても楽になりました。
子育てにおいても、
周りからの目、評価がとても気になっていました。
別に他人にどう見られていようが、関係ない。
夫:「他人がどう感じて、どう評価しているかなんて
絶対わからないし、知る必要もないこと。」
(あ、そうだよね。夫はそんな考え方をしてたのか)
結婚、20年目。
子どもが不登校になって
初めて夫の考え方を聞いて、勉強させてもらいました。
あざーっす。
その⑨ 子どもの行動の先回りをしない
不登校になってしまった後は、どうすればいいのか。
そんなことを教えてくれる人はいないので、
まずはネットで調べまくりました。
「不登校はすぐに解決できる」とか
「こんな声かけで不登校が改善する」とか
色々な情報がありますが、
親がどんな声かけをしようと
不登校の当事者は、子ども自身なんです。
保健室登校させたらいいのか。
体育祭とかイベントだけでも参加させたい。
転校したら、心機一転、また登校できるのではないか。
フリースクールに行ったらどうか。
色々な情報があって、つい先回りして
子どもに勧めたくなります。
でも、子どもが自分で言い出すまで、動き出すまで
グッと我慢なんです。
いくら親が子どもを説得して、行かせたとしても、
自分で選択しなければ、意味がないのです。
続かないのです。
親ができることは、子どもが動き出した時に
必要な情報を持っていること。
子どもが質問してきた時に、
選択肢を用意しておいてあげること。
あとは、
復活するのを気長に焦らずに待ってあげること。
それが大事な気がします。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
最近、子どもが成長せしてきたなあと
感じる場面が増えてきました。
ちょっと、子どもの成長が年齢に追いついていなかったのかなあと、つくづく思う今日この頃です。
人ぞれぞれ、成長の速度は違うんです。
一律に、「はい!13歳になったから
中学生になりなさい!文武両道頑張りなさい!」
と言われても、
なれない子もいるんです。
わかって、先生!