不登校の前に、登校しぶりが見られます。子どもが息切れしている状態です。その予兆が見られたら、起きられなくなることを怒るのではなくて、何か理由があるのだから、その原因をゆっくり聞いてあげると良かったなあと思います。登校しぶりの時に、子どもの悩みや困っていることをしっかり受け止めて聞いてあげていれば、もしかしたら長期戦にはならずにすんだのかもしれません。
病院に連れていくとつく診断名は大抵、「起立性調節障害」
学校を休み始めると、とにかく朝起きられなくなります。
どんなに怒っても、どんなに励ましても、どんなにつけ離しても、どんなにひどいことを言っても、何をしても、何を言っても、起きられないものは、起きられません。
なぜなら、エネルギーが枯渇してしまったから。こうなると、どうにもこうにも親の力で動かすことは、もうできません。こうなってしまったら、
兎にも角にも、腹を括る!
(いい意味で)諦める!
それでも心配で、病院に連れて行こうかと、親は悩んでしまうと思います。
第3者から意見、医療的な見立てをつけてもらうのもいいと思います。
うちの子を小児科に連れて行ってついた診断名は、2人とも、「起立性調節障害」。
不登校で朝起きれない子どもにつく診断名は、大抵、これの場合が多い気がします。
そして、長女が学校を休み始めた時に連れて行った小児科の先生が、うちの子に(少し大きめの声で)言ったんです。
「明日、学校に行くのか行かないのかは、あなたが決めてください。」と。
うちの子が0歳の時からお世話になっていたかかりつけの小児科の先生だったのですが、あの言葉は、母親の私に対して言っているんだなと私は感じとりました。
不登校は、必ずしも保護者が原因ではないとは思いますが、我が家の場合は、私が原因の一つだという自覚はあります。
義務教育で、確かに教育を受ける機会は平等に与えられているけれども親が、無理やり行かせるものではないのです。本人が、学校に行くことがツラいのであれば、学校に行かない選択をしてもいいのです。その選択で、不幸になる訳じゃないんです。
いい高校、いい大学、いい就職先に入れれば幸せになれるわけでもない。
いい学校、いい会社は、親の見栄でしかなかった。私はそうでした。
むしろ、不登校は、決められたレールから外れて、親が経験したことのない一味違う人生の始まりなんです!(いい意味で2回目)
もう、親がコントロールできることではありません。
幼稚園や保育園の頃は、泣いても喚いても、保護者が連れて行ってしまえば騙し騙し、先生が預かってくれましたが、小・中学生にもなれば、行かないという選択が自分の意思でできるのです。
直ぐにまた学校に行き始めると思っていた
ちょっと最近学校が忙しかったから疲れちゃったのかな?
またすぐに行き始めるかな…
などと淡い期待を持っていたりしたのですが現実は、違っていました。もう、子どものエネルギーがないんです。使い果たしてしまったんです。
まずは、ゆっくりと休ませてあげなければいけません。そこまで、追い込まれてしまったのです。
私も夫も、不登校は2〜3ヶ月もすればまた自然と学校に行き始めるのかなと思っていました。
それを、不登校の親の会に行った時に言うと
「いやいやいやいや。(不登校は)年単位だから!」と、先輩の不登校ママたちに、笑顔で言われました。猛者達の言うことだけれど、うちの子は違うのでは?と思っていましたが、
結果、やっぱり猛者達の言う通りでした。短期間で、エネルギーが溜まって学校にまた行き始める子もいるかもしれません。でも、長期戦を覚悟していて、もし、短期間で不登校が終わったら儲け物くらいに考えていた方が、気が楽かもしれません。
朝、声をかけることは大事
休み始めは、朝起きられないけど午後には元気が出てくる、なんて日もあるかもしれません。
でも、朝、もし起きられなくても「おはよう」と声をかけることは大事です。返事はありませんが、返事は求めず、私は声をかけ続けました。できるだけ笑顔で。
学校に行かないことにがっかりした顔をして声をかけずにいると、子どもは、「見放された」と感じるかもしれません。
(大丈夫だよ。)
と、安心させる意味も込めて朝は、早く起きられなくても声をかけてあげましょう。
今、うちの子は完全に昼夜逆転してますが、毎朝、仕事に行く前に、子どもの部屋のカーテンをあけて、天気がいい日は窓を開けて、空気の入れ替えをして「おはよー。朝だよー。」と、声をかけてから仕事に出かけます。
子どもの安全確認も兼ねていますが。
次女は起きない日もありますが、目を瞑ったまま、「(うん。うん。)」と頷いてくれる日もあります。それでいいと思うんです。朝は、それだけの交流でも十分だと思います。
「明日は行くの?」と聞きたくなるけど、聞かないこと!
休みが何日か続くと、つい、明日のことを子どもに聞きたくなります。「今日は行かないでいいけど、明日はいくの?」と。
でも、そこはグッと堪えて。聞かないであげてください。小児科の先生の言うとおり、行くも行かないも、決めるのは本人なんです。
明日の体調は、明日にならないと本人にしかわからないんです。親を安心させるために
「明日は行けるも」
「明日は行くから」
と、つい言ってしまう(言ってくれる)子もいます。
その言葉を聞くと、ついつい親も期待して、明日を待ってしまうのですが、結局行けなくて、また落ち込む。そんな日が続きます。行けないものは行けない。わかってあげなければいけません。
子どもの人生にも、親の人生にも明日は明日の風が吹く。
不登校の初期は、それでいいと思うんです。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日はとても天気が良くて眠い1日でした。
職場でうとうとしていたら上司に名前を呼ばれて、はっと目が覚めました。
最近、ブログを書くのが楽しくて
ついつい寝不足になっているからですね。