不登校になった頃は、なぜ朝、起きられないのか、不登校になったのか理由がわからなくて悩んでいる頃もありました。でも、不登校の理由は一つや二つではないのだと思います。学校での集団行動のストレス。友達関係。学力の競い合い。家庭での親からのプレッシャーなど、色々あって、子どもにも説明できないのだと思います。だから、原因を突き止めるより、まずはゆっくり休ませてあげましょう。
子どもの不安定さに同調しすぎてしまった
母親は、子どもに何があってもドンと構えて、右往左往しないほうがいいに決まってる。
でも、私にはできませんでした。
不登校になって、気分が不安定な次女に見事に同調してしまって、
憂鬱になっちゃって、そのまま、次女と2人でどん底へ。
まずは、不登校を受け入れることで次の手が考えられる。でも、私はあらがいました。
うちの子が不登校になるなんて。
しかも次女で2人目。
きょうだいに不登校の子がいると、他のきょうだいも不登校になる確率は上がる。
どうしても、同じ家にいればそうなります。そういうもの。考えればわかることなのですが、またそこでも自分を責めてしまって。鬱々としていたら、うつ病に。
病気になってもならなくても、受け入れなければいけないものは受け入れなければいけない。
不登校でもいい。
とにかく、どんな選択をしてもどんな自分でいても受け入れてもらえる
と言う体験で、子どもは自己肯定感を取り戻していくと、フリースクールの先生に教えてもらいました。
フリースクールの先生に出会えるまで、10ヶ月。
私が次女の不登校を受け入れるまで10ヶ月かかりました。
それまでの間に、他の不登校のママ達と出会い、きょうだいが不登校になる割合が高いことを知り。
子どもが動き出すまでには、年単位の時間がかかると言うことを知り。
環境が変わって動き出したとしても、すぐにまた元のような生活には戻れないこともある。
高校、進学、就職のタイミングで、これからも色々なことが待ち構えていることもある。
でも、悩みが尽きないのは、学校に行っていようが、行っていなかろうが、一緒なんです。
だから、自分を責めなくてもいいし。落ち込みすぎなくてもいい。なんとかなる。
心配ないさー。
同級生と自分の子どもを比べて落ち込む
同級生達は、学年が進んで、部活動も盛んになって、土日は試合と忙しい毎日を過ごしているようですが、我が家では、とても穏やかに時が流れている。
ここは竜宮城かな?歳を取らないのかな?中学生の保護者なのに、全然忙しくない。
お弁当を作らなくてもいいし、授業参観もないし、大会もない。でも体の節々が痛くなってきたので
歳はとっているようだ。笑
子どもも、いつの間にか、私の身長を超えてしまった。成長しているなら、まあいっか。
学校行事に振り回されて仕事を調整しなくてもいいし、自分のために年休も取れる。
そんな子育てがあってもいい。
ちょっと楽させてもらってる気分です。
子どもが学校に行かないことを決めた日は、「もうそれ以上頑張らなくてもいいよ」って子どもが私に言ってくれた日でもある気がします。
本当に無理をして、子育てをしていたので。辛かった。
不登校をこんなふうに考える親がいるなんてと言われるかもしれないけど、
まあ、いっか。
人には向き不向きがあるから。
私には、ちょっと難しかっただけ。
だから、自分と他人を比べなくてもいいと思うのです。
だから、子どもと同級生も比べなくていいと思うのです。
言い訳かもしれないけど。
まあ、いっか。
〜しなければいけないのになぜできないのだろうと思っていた
子どもは学校に登校しなければいけないと思っていました。
保護者は登校させなければいけない。
学校は、休んではいけない。具合が悪くないなら行かなければいけない。
仕事も行かなければいけない。
ご飯も食べなければいけない。
規則正しい生活をしなければいけない。
ゲームばかりしてはいけない。勉強しなければいけない。
ご飯を作らなければいけない。掃除をしなければいけない。電気はこまめに消さなければいけない。
睡眠をとらなけばいけない。朝、起きなければいけない。
…しなければいけない。
…しなければいけない。
そう思っていたことが、うつ病になって全部できなくなりました。でも、私は今、元気に生きています。子ども達も元気に生きています。全部できなくなっても、生きています。
…しなければいけないことなんて、ひとつもなかった。
なぜできないのだろうなんて、考えても考えても答えは見つかりません。
だって、できなくてもいいんです。できない時だってあります。
人それぞれペースもあります。誰も批判なんてできないんです。
できなければ、できないでいいんです。
まあ、いっか。
病気になって、何もできなくなることで自分を守った
私は自分のことを、結構、芯が強いと思っていました。広く浅く、何でもできると思っていました。
正直、心の病気になるなんて、本当に思ってもいませんでした。
うつ病は、心の病気とよく言いますが、なってみてわかったことは、うつ病は脳の病気です。
詳しくは、精神科医のYouTubeをご覧ください。笑
よく、「あの人って、(ここの)病気?」と噂する人たちは、胸の辺りを押さえながら言いますよね。
でも、その胸のあたりにあるのは、
肺?
心臓?
肋骨?
そんなところは全く悪くないんです。
脳の具合が悪いんです。
だから、自分ではどうにもできなくなるんです。
「こころの病気なんて、弱いやつがなるものだ。気合いで何とかなる。うつ病を盾にしてる。」
なんて言う人もいます。盾になるような武器じゃないんです。
何にもできなくなるんです。
なってみないとわからないです。
できれば、病気になんてならない方がもちろんいいです。
でも、私はうつ病になることで、無理をしすぎてどうにもならなかった自分を守った気がします。
臨床心理士の同僚が、「何か原因があって、うつ病になったんじゃなくて、何かのためにうつ病になるしかなかったという視点で、心理士はカウンセリングする時に考えるんですよ」
と、言っていました。(なるほどねー)腑に落ちました。
その同僚が、「何で(YG@_@)さんは、うつ病になってしまったのか、本当にお子さんが不登校になったこと(だけ)で、うつ病になったのではないと思うんです」と彼女が、療養休暇から仕事復帰した私に言っていた意味が、このブログを書きながら、やっとわかった気がします。
なんか、ありがとう。同僚さん。
その同僚も、不思議な縁で同僚になった方でした。次女が不登校になって最初に連れて行った、小児精神科医の先生の元で、勉強会をしていた臨床心理士の方でした。
本当にたまたまで、話をしているうちに縁が繋がってびっくりしたことを覚えています。
人とのご縁は大切です。
仕事の帰り道で、話をたくさん聞いてもらって(無料で)、たくさん救われました。
本当に大事なご縁です。
子ども達もそうだったのだと思います。自分ではどうにもならなくなって、
学校に行かないことで自分を守ったのだと。
自分を自分で守れた。よくできました。えらかったね。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は担任の先生が家庭訪問してくれました。
中2の時は、担任の先生が家庭訪問してくれ、
溜まったプロントを持って気がてら
子どもの様子を見ていくと言うのが1年続きました。
中3になって担任が変わってからは、
学校にプリントを受け取りに来るように言われるように
なっていたのですが…
学校に行きたくないと子どもが言い始めて。
また担任の先生が家庭訪問してくれるように。
家庭訪問は、学校に行くチャンスを奪ってしまうことになるのか。正直、わからない。
まあ、いっか。
なるようになるさ。