中学校で不登校になると、人生終わりなのか⁉︎と心配になってしまうのですが、そんなことはありません。文部科学省の調査結果によると、中学生のときに不登校だった人の約80%は、20歳のときに進学や就労をしているそうです。不登校の中学生の未来は、広がっているんです。今、学校に登校している子どもたちとなんら変わらないと思っていていいと思います。
不登校の定義ってなに?
まさか自分の子どもが不登校になるなんて思ってもいなかったので、
まずは、何日学校へ行かないと不登校になるのかネットで調べました。
不登校の扱いになるのは、
- 年間30日以上の欠席
- 欠席理由が、病気や経済的理由以外のこと
以上の2つに当てはまれば、不登校と認定されると国が定義しています。憲法第26条第1項で、「子どもが教育を受ける権利」が定められており、第2項では、「教育を受けさせる義務」について述べられています。
子どもが学校に行かなくなると、法律違反になるのではないかと、一瞬、考えてしまう親御さんもいるかもしれませんが、もちろん違うのです。
文部科学省の調査では、
「不登校児童生徒」とは 「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、 登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を 除いたもの」と定義されています。
学校は行くのが当然の場所。だから学校に行かない子は、「不」登校と、呼ばれるようになったのでしょうか。
いつか、学校に行かないことを選ぶ子、学校ではない教育の場所を選ぶ子どもがもし50%を超えたら、学校に行く子どもは、「不」登校ではなく、もっと前向きな呼び方をしてもらいたいと思います。
学校に行くことが、普通じゃなくなると言うことですから。
我が家の住む市では、障がいの「害」の字を、ひらがなで表記します。
「不」登校という呼び方なんて、早く無くなればいいのに、と私は思っています。
学校に行かない道を選んだって、人生なんて終わりません。
学校に行く道を選んだからといって、人生に行き詰まらない、とは限りません。
ネットで情報を集めていたら悪徳業者に引っかかりそうになった
子どもが学校に行かなくなって、なんとか学校にまた登校してほしくて、
でも、登校できていないことを身近な人には、誰にも相談できなくて。
私と夫は、とにかくネットで「不登校」について調べまくりました。
最初の頃は、「不登校」「解決」と言うキーワードでよく調べていたのですが、そうすると、
「10万円で解決します!」
「不登校相談のベテランが解決のお手伝いをします!」
といった言葉に、ついつい引き寄せられてクリックしている自分がいました。
(お金で解決できることなら、子どものために借金をしてでもお願いしたい)
と考えてしまったこともあります。
「無料で相談に乗ります」とうたった電話番号に電話したこともありました。
すると、東北の方に住んでいる、不登校の相談を長く受けているという方が電話に出て、市役所の仕事もしている(だから安心だ)と言う、謎の【不登校解決人】なる人が電話に出たのです。
「交通費さえ出してもらえれば、私がお子さんと話をして、不登校を解決しますよ」
なんて言うのです。その頃の私たち夫婦は、心が弱っていて、藁にもすがる思いで、もう少しでお金を払ってしまうところでした。
今思えば、県外から、わざわざ不登校の子どもに会いに来て無料で訪問相談してくれるなんて、
おかしな話だとわかるのですが、その時は冷静な判断ができずに、ただただ、誰かに話を聞いてもらいたくて、もう少しで、だまされてしまうところでした。
不登校は、お金で解決できるようなこと、ではないんです。
人の弱みに漬け込むような人にだまされなくて、本当に良かったと思っています。
元気なら学校に行くと思うなよ!
中学校は、毎日の出欠連絡を保護者に課します。1年10ヶ月も不登校が続いている我が家も例外ではありません。
不登校の初期に私がうつ病になってしまったため、その頃から次女の出欠連絡は、夫が担っています。夫も会社員なので、決して暇な訳ではなく、県外出張や、海外出張にも頻繁に出かけます。
忙しくなると、やはり中学校への欠席連絡を忘れてしまうこともあります。
そうすると、当然、次は母親の私の携帯か職場に連絡が来ることもあります。
最近では、私も忙しくて、携帯電話にも出れないことがあり、学校からの不在着信が残っていることもあります。
もう、いい加減、学校に行かないことを分かって欲しい、許してほしいと思っているのですが、ここまでくると、欠席連絡を忘れる保護者と出欠をやでもか(意地でも)毎日確認したい先生との終わりなき戦いとなるのです。
そして、今日。
夫の連絡が8時半になってしまったそうで、学校からは、9時までに連絡をして欲しいと言われているので、時間的にはセーフだったはずなのですが、なぜか、自宅に電話がかかってきたのです。
でも、自宅にいたのは、昼夜逆転して、朝までゲームをして起きていた次女だけ。
次女が電話に出ると、
先生 :「今日は学校に来ますか?」
うちの子:「え?行きません」
先生 :「具合が悪いのですか?」
うちの子:「え?元気です!」
先生 :「元気なのに、学校に来ないのですか?」
うちの子:「あ、はい」
そこで、うちの子が思ったこと…
(元気なら学校に来ると思うなよ!!!)
笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
この子は、大丈夫!
今は学校には行っていないけど、社会に出るときには、きっとうまくやっていける!
なんとなく、そう思いました。
この子は、たぶん大丈夫。
文部科学省の調査によると、中学生時代に不登校を経験した子どもの80%が、20歳の時には、進学や就労をしているそうです。
それまでは、にわかに信じがたい数字だと思っていました。
だけど、きっと、子どもの頃に親元で、たっぷりと休息が取れた子ども達は、エネルギーを貯めて、
自力で巣立っていくのだと、そう思います。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
久しぶりに、“キャラメルコーン”を食べました。
あれ、食べ始めると、とまらないです。
でもなぜ、ピーナッツが一緒に入っているのでしょう。
あれって、いります?