結論、「ゲーム依存症は、放っておけばいい」と私は思っています。あのゲームをしている時の集中力はなかなかのものです。不登校の親の先輩お母さんたちも口を揃えて、「ゲームの制限なんて、今すぐ外してあげればいいのに」と言っていました。不登校→昼夜逆転→ゲーム依存、不登校あるあるの展開を辿っていますが、ゲームは本当に悪なのか⁉︎ゲームをするなと怒鳴っていた頃の方が、よっぽど生活環境が悪かった気がします。
不登校の子がゲームの制限解除を頼んできたらどうする?
学校に行かなくなると、自宅に引きこもるため
ゲーム三昧になりがちです。
でも、私が先輩の不登校ママに教えてもらった最終的に辿り着いたゲーム問題に対する対応方法は、
「今すぐ、制限なんて解除してあげる」です。
我が家にも、Switch、プレステなど、よくあるゲーム機はリビングに置いてあって、
小学生の頃は、「ゲームは宿題が終わってから、夜9時まで」というルールがありました。最高でも連続3時間まで。(懐かしい)
でも、中学生になって、部活や勉強が忙しくなったら、自然と、ゲームの時間も減っていきました。
それが、中学生最初の試験で100点をとったらスマホを買って欲しいと次女が言い出し、
見事、2教科で100点をとってきたもんだから親としては、うれしいやら慌てるやら。
でも、約束をやぶるわけにもいかずスマホを買ってあげました。
しかも、「スマホを使用する時間は守るから、どうしても制限は外して欲しい」とお願いする次女を信じて、制限なして渡してしまったのです。
そのうち、夜中までスマホを隠れてするようになり。朝、起きられなくなり。
同時に、学校でのいじめも始まり。
そして登校しぶりが始まりました。
スマホの制限をかけなかったのも不登校の原因の一つ、親のせいだと言われそうなのですが。
子どものネッ友(ネットでの友達)は、同じ中学3年生で、同じく不登校ですが、ゲームやスマホの時間は、今だに親に管理されて夜10時までと制限があるそうです。
ゲームの制限は守っていても、結果、うちの子と同じく、不登校になっています。
何が原因かは、色々複雑で、一つには絞れないんです。
ゲームの制限解除の日=子離れの記念日
登校しぶりが始まった頃は、「学校に行かないくせにゲームばっかりして!」と、怒っていました。
親が怒れば、子どももどんどん怒って怒鳴り合いです。
もう、それはそれは壮絶な修羅場。
壁に穴が開かなかっただけ、我が家はまだマシな方。
今思えば、あの頃が一番辛かったかなあ。
ある日、地元の不登校の親の会に参加して、我が子がゲーム依存になっていると泣きながら相談した私に、「そんな制限なんて、すぐに解除してあげればいいのに・・・」と、ささやく声が。
(え?)
その時の私は、自分の耳を疑いましたが、他の不登校ママたちも、うなずいて何も言いません。
(不登校の子のゲーム問題は、解除してあげるのが答えなの?)
もう、色々と手は尽くしていて、怒鳴っても、おだてても、何をしても学校に行かないし、話もしてくれない頃だったので、正直、
(もうどうでもいいか。)
と、疲れ果てていたこともあって、その日の夜に、すぐにゲームの制限を解除しました。
すると、子どもの暴言がなくなったんです。
その日からパタリと。
当然、私たち親も、ゲームのことでもう子どもと戦う必要がなくなったので、家の中のいざこざが、一気になくなりました。
家の中に静けさが戻り、ゲームの音がするだけ。
子どもも怒らない。
私たちも怒らない。
多分、ゲームの制限を解除した日が、私たち親の子離れの記念日だったんです。
無制限、昼夜逆転の始まり
もちろん、制限もなくなったのでゲームをしている時間は日に日に長くなり、
今は、ゲームをしていない時間はありません。
当然、昼夜逆転の幕上げです。
子どもの昼夜逆転と同時期に、私はうつ病を発症して、子どものことが考えられなくなりました。
炊事、洗濯、掃除、子どもの世話も何もできなくなって、仕事も療養休暇に入りました。
心療内科の先生に、「食事はコンビニもあるし、家事はしなくていいのでとにかく泥のように寝ててください。そうすれば、セロトニンが出てきますから。とにかく、お子さんの不登校のことは考えず、寝ててください。」と、言われました。
それから3ヶ月。
泥のように眠る生活が始まりました。寝ても寝ても眠い。
私も、子どもと一緒で、エネルギーが枯渇してしまいました。
全く子どもに関われなかったその頃の記憶が、私にはあまり残っていません。
母親が子どもの辛い気持ちを支えてあげなければいけなかったのかもしれませんが、
私には無理でした。
毎日、自分を責めて泣いている私を、仕事から帰ってきた夫が、夜の散歩に連れ出すという生活が続きました。毎日、毎日、毎日・・・。
だから、子どもが不登校になったら、まず母親は何をすればいいのか、私にはアドバイスができません。私も壊れていたので。
でも、夫との散歩中に夫から言われていたことは、
・「〜しなければいけない」と思わなくていい
・好きなものを食べて、好きなことをすればいい。
・子どもの人生と、自分の人生を切り離して考える。
・学校に行かない子どもをありのまま受け入れる。
これを毎日、毎日、となえて、マインドコントロールしていたような感じです。
それまで築き上げた、自分の価値観をぶっ壊すのに相当な時間をかけました。
・学校に行かなければいけない
・部活も頑張らなければいけない
・テストでいい点数を取らなければいけない
・仕事に行かなければいけない
・ごはんをみんなで食べなければいけない
・肘をついてごはんを食べてはいけない
・“三角食べ”しなくてはいけない
・歯を磨かなければいけない
・毎日、お風呂に入らなければいけない
・失敗してはいけない
もう、書き出すだけで嫌になるのでやめますが、私の中には、「〜しなければいけない」がいっぱいで、とても生きにくい人生を送っていました。
そして、子ども達にも、私の「〜しなければいけない」を強要していました。
我が家の子ども達は大変だったな。ある程度の躾は必要なのかもしれませんが、苦しくなるほど、窮屈な生活を強要する必要はなかったなあと思います。
ついにゲーミングPCを買う
学校を休み始めて半年くらい経った頃、子どものエネルギーが少し溜まってきました。
エネルギーが溜まってくると、次は、「少し動き出す」とネットで見たのですが、本当に、その通りになってきました。うちの子がまず言ったのは、「ゲーミングPCが欲しい」でした。
スマホで1日中ゲームをしているので、当然、やりにくさを感じて、さらに、ネットでできたネッ友たちがみんなゲーミングPCを持っていることを知って欲しくなりますよねーー。
ゲーミングPCとは、対戦型のゲームをする際に、滑らかな動きができる
そうです・・・。
私は、知識がなくて、そんなの必要なの?と、全く理解ができませんでしたが、
そのあたりは、夫が相談に乗ってあげていました。
結論、不登校になってから、なんの希望も欲望もやる気も無くなっていた子どもがどんなことであろうとやりたいことを見つけてきた!ということが、親としては正直うれしくて😿
安くはないものですが、無利子のローンを組み、バイトができる歳になるまでは、助けてあげるけど半分は、自分でバイト代を稼いで支払ってねと約束して、ゲーミングPC買いました。
あと、ピカピカ光るゲーミングPC用のデスクと疲れない椅子。
(あれ?昼夜逆転とゲーム依存を応援してることになっている?)
でも、自分で何かをやりたいと思えた子どもをとにかく応援することにしました。
ゲーミングPCを迎えるために、学習机を捨てました 笑笑
ゲーミングPCを買ったあたりから私たち両親も、気持ちか吹っ切れてきた気がします。
何があっても、何をしようと法に触れないことであれば、子どものことは、なんでも応援すると。
不登校で悩み始めた方が読んだら驚きしかないと思いますが、学習机を子どもと解体してその日に
捨てました!
清々しほどに、捨てました。
子ども部屋の床も全部拭いて、年末じゃないけど、大掃除です。
ゲーミングPCを迎えるために断捨離が必要でした。
例えば、のちに勉強をしたくなったら、リビングの机でも、長女の残していった学習机でもやる気があれば、どこでも勉強なんてできるんです。
以上、私たち親子が行き着いた子ども部屋の模様替えです。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は夫の誕生日です。
子ども達と内緒で、準備を進めています。
夜まで、知らんぷり作戦で、
ご飯を食べに行って。
帰宅してから、野菜室に隠してあるケーキに
夫の今年一番の変顔写真をのせて
ハッピーバースの歌でお祝いします。
今年のケーキのプレートコメントは
「パパ ラスト40代おめでとう!」