子育てって色々あります。子どもが小さい頃は、ちょっと叱ったり注意すれば、素直に聞いてくれましたが、中学生・高校生ともなると、もうしっかりと言い返してくるし、もう親の思い通りには動いてくれません。子どもの成長とともに、自分自身も歳を重ねて、動きがなんとなく悪くなって、子育てがキツくなってきます。それまで頼ってきた実家の両親も当然歳をとって、以前のように子育てを手伝ってもらうことが難しくなります。さらには、介護の問題が出てくるのも同じ時期に。そうなってくると、本当に子育てがツラくなります。ツラい時は周りの人に声を出して伝えて、手伝ってもらいましょう。誰でもいいです。助けてくれる人はいますか?
小さい頃は、ただ可愛い可愛いだけだった
子どもが生まれて、幼稚園の頃までは
とにかく可愛くて、可愛くて。
ただそれだけで、子育てをしていました。
泣いたり喚いたり
熱を出したり、入院したり、色々あったけど
なんとか頑張れていた気がします。
でも、小学校に上がると、
家庭でも教育することを学校から求められるので
宿題を見たり、勉強しない子どもを叱ったり
ただ可愛い、可愛いだけでは、済まなくなってきました。
今思えば、たまに夜更かししたって
宿題をしなかったからといって、
警察に捕まることでもないし。
あんなに本気を出して
子どもを叱りつけなくてもよかったと思います。
小学生になったからって、
中学生になったからって、
子育ての本質は変わらず、
可愛い可愛いで良かったのに。
つい、周りの子たちと比べたりして、
もっと頑張れ!もっと頑張れ!
・・・・・・・・・・・・
って、子どもをどんどん追い詰めていっていることにも気づかずに…。
母親は、できるだけ毎日を機嫌よく。
一歩下がって子どもたちを見守る。
そうしていたら、
今とは違う未来になっていたかもしれない…し、同じ未来になっていたかもしれない。
そんなことは今更考えても仕方がないので、
これからのことを前向きに考えようかな。
と思います。
子どもが不登校になって心配になること
不登校になった後は
大抵、子どもの日常生活が乱れてきて、
毎日、ハラハラして落ち着かない日々が始まります。
だからといって、何をしていいのか最初は全くわかりません。
ネットでは、「まずはゆっくり休ませてあげて」と言う人もいるし、「何もしないと、解決しない!」と言う記事も見かけます。
「何もしないと長期化する」と焦らせてくる記事は、だいたい「私たちがお手伝いします!任せてください!」と言って「入会は◯◯円」みたいなお金が絡む展開の話になっていきます。
お金を払えば不登校が解決するかのような…。
不登校になって、親子関係がギクシャクしてきて、会話もままならない状況になってくると、どうしていいのかわからなくなってきて、子どもと向き合うことから逃げたくなります。
お金で解決できることなら、お願いしたいなあ…涙
もう、誰を信じたらいいのか、悪いのか、わからなくなります。
不登校になったらこんなことが起こるかもしれないと知っているだけでも、心構えができると思います。
高額なお金を払って子どもの問題を他人に任せて、子どもと向き合うことから逃げずにもいられるかなあと思います。
少し覚悟はできるかな…
と思います。
子どもが不登校になって、私が体験した(している)心の葛藤をあげてみます。
昼夜逆転して食生活が乱れる
とにかく、朝起きられなくなるので
生活時間がずれて、夜は早く寝なくなり、
いずれ昼夜逆転になります。
中学生が不登校になると、大抵、そうなるようです。
不登校の親の会に参加した時に、
昼夜逆転していないお子さんがいる
親御さんがいました。
「朝はちゃんと起きて一緒に朝ごはんを食べて
お昼ご飯も食べて、夜もちゃんと就寝する」
とのことでした。
…日常生活が乱れていないのに、不登校は改善せず。
もしかしたら、小さい頃から夜更かしをさせていたから、朝起きれなくなって不登校になってしまったのかなあ…
そんなふうに自分を責めていた時もありました。
でも不登校はそんなに単純なことではなくて…。
何が正しくて、何が正しくないのか。
全くわからなくなった瞬間でした。
昼夜逆転しなかったら、
不登校が解決するわけではない。
徹夜してても、次の日に学校に行ける子は行くし。
学校に行けない理由は、その子その子いろいろあるし。
日常生活を取り戻せたら、学校に行けるようになるわけでもないのです。
長い人生、昼夜逆転してる時期が1年や2年あってもいいんだと割り切るしかない。
昼夜逆転、それもよし。
子どもの人生だ!
必要以上に心配しすぎなくても、
今は昼夜逆転していても、そのうち
エネルギーが溜まってくれば、お日様が上ると
のそのそ起きてくる時がきます。
昼夜逆転すれば、当然、食生活も乱れます。
うちの次女は、一番体調が悪い時期は、
タピオカジュースとみかんゼリーしか食べない時期が
数ヶ月続きました。
毎日、毎日、タピオカジュースとみかんゼリーを
冷蔵庫に入れておいて、
翌朝、食べたかどうかを確認して
良かったあ…食べてくれた…
カロリー摂ってくれた…
と、ほっとする…。そんな日々が続きました。
次女の体重は一時的にガクッと減りましたが、
不登校から1年4ヶ月目になった今では、
1日1食、調子が良ければ、
1日で2食も食べられるようになりました。
不登校になったら、ハードルは
できるだけ低く、低く。
大人だって、心配事があったら
食欲は無くなります!
食べられるその日が来るまで、
焦らず、根気強く、気長に
見守っていきましょう。
外出をしなくなって、このまま引きこもりになるのか(⁉︎)問題
不登校になると、外出を嫌がります。
同級生に会うのも嫌だろうし、
ずっと家にいるので体力も無くなっていって
日に当たることもないので青白く
もやしみたいな見た目になって…。
とにかく、外出を嫌がります。
学校がある平日の15時頃、
母親の半歩後ろを体が重なるようにして歩いている
もやしのように色白でヒョロヒョロの子を見かけると
あ、うちの子と同じ(不登校)なのかな?
どなたか存じませんが、お母さん!一緒に頑張りましょう!
と、心の中でお声がけしています。
どうしても陽の光の下に出させたくて
色々と声がけしてしまうのですが、
そこは、子どもの意思を尊重してあげて
外出したいと思えるまで、
根気強く、ゆっくり待ってあげるといいと思います。
いずれ、家の中にいることにも飽きて
外出したくなる時がきます。
無理に連れ出しても、
緊張感で疲れ果て、また具合が悪くなって
数日間ベッドの上で丸くなって引きこもることになります。
子どものペースで。
一生、自宅から出られないのではないか…
と、心配になりますが、大丈夫です。
必ず、動き出す時がきます!
危険を感じた亀が甲羅に顔も手足も引っ込めるように、外出に怯え切っている子どもを無理矢理に外へ連れ出したとしても、手足を引っ込めた亀の甲羅を鷲掴みして持ち歩くようなものです。
やった!外に連れ出すことができた!!!
なんて、連れ出した親の達成感が得られるだけで、子どもは嬉しくもなんともありません。
つら…
めんどくさ…
タイミングを間違えないように。
亀が顔を出すまで、そっと見守る感じで。
お風呂にくらい入って欲しいと思う
不登校になると、人に会う機会もないので
当然、お風呂にも入らなくなります。
なんにもしてないんだから、お風呂くらい入ってよ
と、思いがちですが、人に合わなくていいから、何にもしなくていいからお風呂にも入らなくていいんですよね。自分のニオイも気にならない(らしい)です。
ここも、不登校になったら通る道だと思って
静観していましょう。
次女が言うには、
学校に行かなくなると体力が無くなって
お風呂に入るのが、とても疲れるそうです。
でも、そのうちに自分のニオイにびっくりして
親が仕事に行っている間に、
自発的にシャワーを浴びるようになります。
お!洗濯物が出ている!
お風呂に入ったな。よしよし!
お風呂に入らなくたって、死なない!笑
くらいに考えてていいと思います。
歯磨きをしないので、虫歯になるのではないかと心配になる
これは、どうしようもありません。
お風呂に入らないのと同じで、
人に合わなくなるので、歯磨きもしません。
歯磨きをしないと、虫歯になっちゃう!!!
でも、虫歯になったらその時に歯医者に連れて行けばいい。冷静に考えれば、不登校ではなくても、歯を磨かない子はいます。
【歯を磨かなければいけない】
という法律はありません。
歯が痛くなれば、自分から
歯が痛い…歯医者に連れていって
と頼んできます。
子どもの人生は、子どものもの。
子どもの歯も、子どものもの。
学校に行かない子どもの将来が心配になる
ずっと家の中にいて、スマホを見続けて動かない子どもを見て
この子の将来は、一体どうなってしまうのだろう…
と、とにかく心配になりました。
最悪のパターンや最善のパターンなど
自分が考えられる想定の範囲内で
ぐるぐる、グルグルと心配が尽きません。
でも、自分と違う道を選んだ子どもの将来は
親の想定外のことが起きる可能性もあると思うのです。
なので、未知の世界のことを今からあれこれ考えても、
どうなるかなんて、誰にもわからない。
考えるだけ、心配するだけ時間の無駄かな!
と思いはじめました。
子どもの人生は、子どもが一番一生懸命考えているはず。
親は信じて、見守っていればいい。
私は私の人生のことを一生懸命考えなくちゃ…
と、頭ではわかっていても、心配してしまう親心。
なんでもいいから元気になるように、何か欲しいものを買ってあげようとする
なんとか元気を取り戻して欲しくて、
何か買ってあげようか?
と、ついつい声をかけたくなります。
でも、学校に行けない自分を受け入れられるまでは何もしようとしません。ただただスマホの画面を眺めているだけ。
…いらない。
・・・・・・・・・・・・・(泣)
何も欲しがらない。
意欲ゼロ=物欲ゼロ
という、無欲な仙人生活が続きます。
髪の毛もボーボー、ヒゲもボーボー。
ほんとに仙人かよ!
と、突っ込みたくなります。
でも、ゆっくり休んで、
何かが欲しいと言い始めたら、
それは、エネルギーが溜まり始めたサインです。
うちの子は、まず、
ゲームが欲しい…
と言い出しました。
それから
→ゲーミングPCが欲しい
→ペットが欲しい
→髪の毛が切りたい
→洋服が欲しい。
ここまできたら、
外出が視野に入ってきます。
山にこもっていた仙人が山の麓に出てくるまでには、かなり時間がかかります。
親としては、読書とか、ゲーム以外のことをさせたいけど…
うちの子は、ゲーム以外には興味を示しませんでした。
学校に戻った時に困らないように、
自宅にいても、勉強や読書などをして欲しいなあ…
と、はじめは思っていました。
でも、学校に戻るとも限らないし、
困るとしても、それは子どもの問題。
先回りしなくてもいいのです。
飽きるまで、とことんゲームをしたらいい
人間そうそう同じことばかりもしていられないもので
そのうちに、こんなことをと言い出しました。
ゲームしてるんだけど、暇だ!
楽しいんだけど、暇だ!
「暇だ!」という言葉は、子どもが動き出すサインです。
虎視眈々(こしたんたん)と
その時を待っていました。
少しでも子どもが興味を示すことで
なんとか、外に連れ出せないかと考えました。
すると次女は、「太鼓の達人」にハマりました。
マイバチをAmazonで購入し、
平日であろうと休日であろうと、
次女が行きたいと言えば
毎日、夜な夜なゲーセンに連れていきました。
今日もゲーセンに行きたい
いいよ、いいよー!
パパも誘ってみんなで行こう!
なんでもいいから、自分から外に出たいと言うことが嬉しくて、嬉しくて。
そんな風に、毎日、ゲーセンに通い詰めていたら、
「太鼓の達人」の猛者に出会うことができました。
小2で「太鼓の達人」のYouTube配信をしているYouTuberでした。
何事も極めるというのは、素晴らしいことです。
勉強だけが全てだと思っていた
それまでの私自身の常識が、どんどんぶち壊されていって
だんだん私の人生も楽しくなっていきました。
そんな小2の猛者との出会いも、次女が不登校にならなければ絶対に有り得なかったことだと思うと、
ちょっとだけ、「不登校ありがとう」の意味がわかってきたような気がしてきました。
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は、地元の有名な神社のお祭りに
家族で行ってきました。
雨が降っていて、あまり混雑していなくて
不登校の次女にとっては、
ちょうど良かったようです。
雨が降ってて、よかった。
雨雲よ、どうもありがとう。