高卒人材の需要が高まってきました。高卒と大卒では将来年収に差が出るという話が出回り、大学進学が将来の豊かな暮らしの必須条件のようにお受験をさせる親御さんもまだ多いかもしれません。でも、時代はめぐり、今ではその常識が常識ではなくなってきたようです。とにかく若い力が不足している。学歴なんて肩書はさほど重要ではなくなる時代が近い⁉︎
学校は行く必要があるのか?時代が次女に追いついてきた⁉︎
我が家の子どもたち、
特に中3の次女が、中1の2月から不登校になって
ずっと考えていたことがあります。
義務教育って、いるのか?
社会に出てから、会社の命令に従い
逆らわず、会社のために朝から晩まで働いてくれる
兵隊養成のためのマニュアル型教育。
決まりを守らせる教育=飛び抜けさせない教育
私自身も、義務教育で、兵隊要員として育て上げられ
体を壊すまで、会社で働いてきました。
これが正解だったのか?
この生き方で間違っていなかったのか?
小・中学校は文武両道で、そつなく学校生活を送り、
進学校の高校へ入り、大学に進学。
普通に(?)社会に出て就職して、
夜中まで、ある時は朝方まで
疑問を持ちつつも会社のために働いて。
素晴らしい兵隊生活を送ってきました。
両親は、喜んでくれていましたし、
頑張ってきてよかったと思っていました。
でも、中学生の次女が不登校になって、
学校での勉強を一切せずとも、
元気に自宅で好きなことをして生活しているのを見て
何が正解なのか?
自分がこれまでに信じてきたものが、
全て覆された気分になりました。
子どもが学校に行けていないことで、
社会に取り残された気分でいたこともありました。
でも、だんだんと、
毎日、毎日、疑問も持たずに学校に通い続けている
生徒や学生を見ていると、そちらがおかしいような
気分になってきたのです。
みんなが同じ顔に見えるような…
なぜ、毎日、同じ時間に学校へ行っていることに
疑問を感じないのか。
こんな情報過多といわれる時代に
今の子どもたちは生きていて、
次女のように、
もっと自由に、色々な選択ができるような
学校の仕組みに変わってほしいと
思っている子どもは増えているのではないか。
その一つの社会からの答えが
経済新聞に載っていました。
学校に行くことだけが
高学歴であることだけが
社会に出るための良い条件ではなくなったのです。
高卒人材の需要が高まってきた
日経新聞社の採用計画調査からの抜粋です。
◼️2025年度 採用計画数
*高卒:前年度比19.9%増
*大卒:前年度比15.6%増
高卒と大卒の伸び率が逆転したのは、
1998年度以来の27年振りのことだそうです。
高卒採用の逆転劇の裏には、
“慢性的な人手不足”
があるといいます。
とにかく人材確保のためには、
高卒者も取り入れなければいけない状況です。
団塊の世代の大量退職と少子化によって、
とにかく働き手の奪い合いになっています。
大卒・大学院卒の人材だけでは
雇用人数を満たせなくなってきたようです。
もう、就職活動の条件に
高学歴であることは重要ではなくなってきた
ということです。
今までの、高学歴=高収入という常識がくつがえり、
より偏差値の高い高校、大学進学を目的にした
受験対策のための勉強が必須の時代では
無くなりそうです。
学歴だけではなく、
自分の「好きなこと」や「得意」を伸ばして
力をつければ、社会に出る武器になりえるということ。
逆に言えば、勉強ができるだけでは、
社会に必要とされなくなる時代が
やってくるのかもしれません。
学校に行くことをやめた次女にも
追い風が吹いてきたと、感じずにはいられません。
大学名や勉強ができることが重視される時代
ではなくなってきた。
時代が変われば、常識も変わる。
面白い時代になってきました!
日本の少子高齢化がチャンスに
日々、ニュースで取り上げられている
日本の少子化。
出生率がどんどん下がって、
結婚しないことを選ぶ人も増えている。
結婚しても子どもを望まない人もいる。
日本での成人年齢は18歳に引き下げられましたが、
成人を迎えても、「まだまだ自分は子ども」だ
と思っている人がほとんどです。
オーストラリアの著名な心理学者
アンドリュー・フラーが、著書『Your Best Life at Any Age』で、50万人以上の人にインタビューを行って得た結論によると、
ほとんどの人にとって
精神的な成人年齢は36歳だと言います。
平均寿命が90歳に近づいてきた今の時代、
40代でもまだ若手な気がします。
結婚して家庭を持ちたいと思う年齢が
高くなればなるほど、
いざ結婚して、子どもを望んだ時には、
妊娠しにくい年齢になっている可能性があがります。
女性が35歳を超えると、
妊娠の確率が18%まで一気に下がると言います。
40代になると、妊娠の確率は5%に。
45歳を過ぎると、1%に。
経済成長と医療の発展によって
平均寿命が上がって、人生の先輩が増えると
若年層の「まだ自分は若い」という意識にも
影響が及ぶのでしょうか。
結婚適齢期、妊娠適齢期の認識が後ろ倒しになって、
家庭を持つことも後回しになってしまう…
のかもしれません。
私の住んでいる市では、少子化対策のために
結婚する夫婦の新生活を応援する支援金を
給付しています。
少子化を食い止めるため、
子どもの数を増やすためには、何をしたら良いのか。
なぜ若者は結婚しないのか。
なぜ子どもを持たない選択をするのか。
市民アンケートによると、
結婚や子どもを持たないことの理由として、
「経済的理由」が一番にあがります。
結婚するにも、子どもを産むにも、
お金がかかります。
子ども一人を育てるのに1,000万〜2,000万円かかる
といわれる今の時代。
子どもを持つことには、
慎重にならざるを得ません。
でも、高学歴が子どもたちの将来の
お金に困らない生活の必須条件ではなくなれば、
子どもに必要な教育費の心配が少しでも下がれば、
子どもを持とうと思う若い夫婦のハードルは
少し下がるのかもしれません。
高学歴=成功
という大人たちの常識を転換して
新しい子育て、子どもたちの進路の選択の幅を
どんどん広げていく必要があると思います。
そして、進路の選択の幅が広がれば
学校に行かないと決めた子どもたちにとっても、
人生の選択の幅が広がってくるのだと思います。
新時代の到来!
自由に選択できる時代。
これまでの常識をぶっ壊そう!
それでは、また。
YG@_@のつぶやき…
今日は、次女が行きたいという通信制高校の
オープンスクールに行ってくる…
はずだったのですが、
次女の様子が朝からおかしく…
不穏な空気に…
結局、今日は行けませんでした。
まあ、そうですよね。
こんな日もあります。
次女の人生。
私が高校へ行くわけじゃない。
次女が自分で決めれば良いんです。