不登校になると、7段階の過程を経てゆっくりと改善していきます。
この7段階を知っておくと、「今どのあたりにいるのか」が分かって、少し気持ちが楽になると思います。
我が家の長女は、この7段階を8ヶ月ほどで駆け抜けました。次女は、6段階目まで来るのに1年半かかっています。その子その子のペースがあるんです。焦らず、ゆっくりと、待ってあげてください。必ず改善していきます。
「不登校なんて怖くない! 親の心がすーっと軽くなる本」
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不登校になった直後の親の不安を和らげてくれる一冊。「怖くない」と思えるまでの気持ちの整理の仕方が書かれています。
まずは不登校の「4つのステップ」について
次女が不登校になったとき、まずは不登校について、インターネットで必死に調べまくりました。
ネットで調べた時に、不登校から回復に至るまでの過程には「混乱期」「安定期」「転換期」「回復期」の4つのステップがあるということを、まずは知りました。
- 「混乱期」…自分がどうして学校に行けないのか分からずに混乱している時期
- 「安定期」…学校に行かないことを周りも受け入れて、子どもの気持ちも安定してくる時期
- 「転換期」…休んでエネルギーが溜まり、何かしようかと考えられるようになる時期
- 「回復期」…ゆっくりと休みながら、少しずつまた前に進み始める時期
正直、「回復期なんて本当に来るの?」と半信半疑でした。でも、必ず来ます。大丈夫です。
「不登校の7段階」について解説
4つのステップをさらに細かくした、“不登校の7段階”をご紹介します。
- 【第1段階】不登校開始期
- 【第2段階】悩み苦しむ時期
- 【第3段階】エネルギー補充(無為)期
- 【第4段階】エネルギー再活性期
- 【第5段階】再活動希望期
- 【第6段階】リハビリ(不安定活動)期
- 【第7段階】完全登校・社会復帰期
出典:NPO法人コミュニティ総合カウンセリング協会
2人の子どもの不登校を経験して、とてもしっくりきた7つの段階でした。
【第1段階】不登校開始期
頭ではわかっているのですが、どうにも心と身体が動かなくて、学校に行くことがつらいと思ってしまう時期です。
よく見られる身体症状:
- 頭痛・腹痛・微熱
- ベッドから起き上がれない
- めまい・食欲がない・眠れない
親としては「何か病気が隠れているんじゃないか…」と心配になってしまう症状ばかりですが、不登校の入り口でよくみられる症状です。
【第2段階】悩み苦しむ時期
まさに、苦悶するときです。子ども自身でさえも原因がわかっていない場合が多いです。
この時期に親がやりがちなNG:
- 「なんで学校に行かないの?」と詰める
- 「いいからとりあえず行きなさい!」と押し込もうとする
まずは冷静に、「何か困っていることがないのか」と、ゆっくり話を聞いてあげることが先決です。
この頃に小児科の先生に言われたことが、「学校に行くか行かないかは、子どもさんが決めてください」という言葉でした。
この言葉にハッとさせられたのを、今でも覚えています。
「もうだれも責めなくていい! 不登校の子の親が今すぐやめること、始めること」
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3,000件以上の不登校相談を行ってきた著者が、親がついやってしまう「やめるべきこと」と、代わりにできる「始めること」を具体的に教えてくれます。この時期の親に一番おすすめの一冊です。
【第3段階】エネルギー補充(無為)期
ついにエネルギーが枯渇して、本格的な休息に突入です。一日中寝ていて、ベッドから起き上がってきません。
もうこうなってしまったら、親ができることは腹を据えることだけです。
エネルギーが溜まるのをひたすら待つ。食べられるものを用意してあげて、どっしりと見守る。それだけです。
この頃、元々偏食だったうちの子は、タピオカミルクティーとみかんゼリーしか口にしなくなっていました。
ただひたすら毎日、このふたつだけは冷蔵庫に切らさないようにしていました。
私がやっていたのはそれだけ。
きっと、いろいろなストレスや困りごとを抱えて、耐えて、とても頑張っていたのです。身体がSOSを出したのです。
【第4段階】エネルギー再活性期
必ずエネルギーが溜まる時が来ます。すると、子どもは好きなことをやり始めます。
そう、ゲームです(笑)
必然的に、昼夜逆転生活の幕開けとなります。でも、いいんです。昼夜逆転でも、好きなことだけをしていても、元気で生きてさえいてくれれば!
我が家は、次女が好んでやっていた「Sky」という携帯ゲームを家族全員でやり始めました。
それを聞きつけた、当時70代だった義母も毎日ログインして、Skyの中で次女と会話してくれました。
なんでもいいんです。
子どもが興味を持っているものに、興味を向けてみましょう。
何かが、変わり始めます。
📖 「勉強の遅れが心配になってきたら」
第4段階に入ると、親は少しホッとしてくる反面、「勉強が遅れてしまうんじゃないか」という新しい不安が出てきます。
我が家も同じでした。そんな時に知ったのが、無学年式オンライン教材の「すらら」です。
- 学年をさかのぼって学べる
- 自分のペースで進められる
- 自宅学習が出席扱いになる場合がある
ので、不登校のお子さんがいるご家庭にも選ばれています。
【第5段階】再活動希望期
ある日突然、子どもがこう言い出します。
「ひまだなぁ…」
この発言が出てきたら、チャージ量が溜まってきた合図です!
でも、まだまだフル活動するには足りません。下手に期待しすぎず、もう少し見守ります。
この頃から食欲が戻ってきて、少しずつ食べる量も増えてきます。
平日の夜。お店が混んでいない時間帯に、外食に誘うのもおすすめです。
我が家は、とにかく「回転寿司」。
高いお寿司じゃなくていいんです。
ここからが、長丁場なんです。
お手軽に食べに行ける行きつけのお店があると、外出しやすいと思います。
【第6段階】リハビリ(不安定活動)期
ついに、実際に活動を始める時です。
この頃に検討したいこと:
- 保健室登校
- 適応指導教室(教育支援センター)の利用
- 民間のフリースクールを体験してみる
1歩進んで3歩下がる、でもいいんです。また通えなくなっても大丈夫。1歩進めれば儲け物くらいに考えていて丁度いいです。
【第7段階】完全登校・社会復帰期
「完全登校」という言葉にとらわれなくていいです。
子どもの復帰する先が、「学校」でなくてもいい。その子が居やすい場所を見つけることができたら、第7段階に入ったと考えていいと思います。
うちの子は、適応指導教室は合わなかったので、民間のフリースクールに通いました。
月額3万円。
大きな出費ですが、人との関わりのリハビリの場にちょうど良いんです。
番外編:長女(第7段階)と次女(第6段階)の実録
長女の場合:第1〜5段階を約5ヶ月で駆け抜け、大学受験へ。最終的に自分で選んだ私立大学に入学し、今は一人暮らしで大学生活を楽しんでいます。
次女の場合(現在進行形):ここまで約1年4ヶ月。今は夕方、私が車で送迎して担任の先生にプリントをもらいに行く「タッチ登校」を続けています。1年以上ぶりに学校に入れただけで、大きな一歩です。
夕方、みんなが下校した後。生徒玄関の電気は消されて、鍵もかけられていますが、職員玄関から入って、暗闇の中、目を凝らしながらスリッパに履き替えて2階の職員室へ向かう。
そんな日々が続いています。
まとめ
「不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルール」
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レビュー数288件の人気書籍。再登校に向けた具体的なステップが書かれており、「何かアクションを起こしたい」という方に。
不登校は、必ず回復します。今どの段階にいるか分かるだけで、少し焦りが消えると思います。
焦らず、ゆっくりと。気長に待っててあげてください。

